昨年は、ライオン・ビバレッジ・カンパニー、トール・トランスポート、ナイン・エンタテインメントなど、オーストラリアの多くの組織がサイバー攻撃の影響を受けました。さらに問題なのは、ここ数ヶ月の間に、オーストラリアの政府や機関が、州を拠点とした巧妙なサイバー攻撃の標的となっていることです。攻撃の対象となっているのは、地方自治体、病院、国営企業などで、いずれも経済や個人の機密データを保有しています。このような攻撃の増加に伴い、オーストラリア政府は、データ漏洩の通知を受けた上位5業種に初めて入ったのです。